豆の方が揮発性の香り成分が保たれます。いちいち挽くのが面倒という方は一週間で飲み切る量で購入、大量買いは禁物!!
それも量に合った大きさで余分な空間があまりないもの。(その空間にある空気中の酸素が酸化を促してしまい、いやな酸味を帯びてしまいます。)
豆の持つ炭酸ガスの放出は温度が低いほど鈍くなり鮮度保持期限が延びます。だからと言って冷凍保存は外に出したときの結露(空気中の水分を呼んでしまう事)が多くなりあまりお勧めしません。
大き目のフライパンを中火にかけよく炒って下さい、煙が出始めたら弱火にして更に1~2分ほど炒るとフレンチローストの出来上がり。ミルで挽いて濃い目に抽出したら、ミルクをたっぷり入れてラテ、氷を入れてアイスコーヒーなどで美味しくいただけます。
コーヒーをほとんど飲まない人に比べ、毎日一杯以上飲む人たちでは肝ガンの発生率が半分になります。また、1日5杯以上飲む人たちでは発生率がさらに半減する事が最近の研究で明らかになりました。
お茶も含めた他の飲料にはない、コーヒー特有のクロロゲン酸という物質の抗酸化作用が肝臓の炎症の増悪を抑えるので、この物質が効いているのかも・・・コーヒー大国ブラジル・サンパウロ在住の日系1世の肝ガン死亡率は日本の半分以下なのだとか・・・
カフェインには余分な脂肪の分解を促進させる働きがあります。コーヒーを飲むと血中に脂肪酸が増えますが、これは皮下脂肪などの分解が活発になった証拠です。この脂肪酸は筋肉に取り込まれ、エネルギーとなります。
世界60カ国で栽培されているコーヒーは、赤道をはさんで北回帰線と南回帰線の間、コーヒーベルトと呼ばれる地域で生産されています。このうち中南米で生産されるコーヒーは約6割をしめ、それ以外はアジア・アフリカで生産されています。コーヒーの栽培に最も適しているのは熱帯地方ですが、暑さの厳しいところではありません。熱帯でありながら、高山の中腹や高原地帯であったりという、とても過ごしやすい気候の地域です。
コーヒーの実が採れる木は、アカネ科の常緑潅木。深い緑色をした艶やかな二枚の葉の間に、白く可愛らしい花がかたまって咲き、その時期にはジャスミンに似た甘い香りが遠くまで漂います。花が散るとやがて緑色の小さな実が現れ、緑から黄色、黄色から赤、さらに深紅色に熟します。この実は、色、形ともサクランボに似ていることから、コーヒーチェリーと呼ばれています。
コーヒーの原産地はアフリカです、栽培されるようになったのは6世紀ごろ。現在のようにコーヒーの種を炒って、それを煎じて飲む方法がまだ無かった当時は、熟した実を種ごと砕き、油で練って団子にして食べたり、実をそのまま軟らかく煮て食べていたようです。
日本にコーヒーが伝来したのは1783年、天明3年のこと。(この年には群馬県と長野県の県境にある浅間山が大噴火しました。)場所は長崎の出島でした。南蛮渡来品のその名前は『哥非乙』コッヒィと当時の文献には示されています。飲み方も説明してあり味は「ことのほか苦く、砂糖を入れなければ咽を通らず」とあります。始めてコーヒーを喫茶として扱ったのは明治21年、上野に開業した『可否茶舘』とか。以後、京橋、銀座、横浜と次々に普及していきました。