スタッフブログ最新記事
社長の平井誠一郎です。
1971年にコーヒー業界に入り、南蛮屋を起こして30数年、この業界では古株となりました。色々なことに流行がありますが、今のコーヒーのあり方は40年程前のコーヒー専門店時代を思い起こさせます。ただ昔と大きく変わったことは、優れた少量生産のコーヒー生豆が容易に入手できるようになったこと。そして昔から変わらないことは、より良いコーヒーを追求し続けていることです。
お客様にもスタッフにも「小さな贅沢を売る店」が より実感できますよう経験を活かして、今少し頑張ってまいります。
取締役営業部長の松野秀実です。
南蛮屋各店の支援及び卸販売の営業、企画マーケティング等を主な仕事としています。その他、人事管理・経理・総務・通信管理・機械メンテナンス・ちょっとした大工仕事等々。肩書は営業部ですが、職務は幅広く担当しており、南蛮屋のお店を裏から支えています。
コーヒー生産管理部の村松です。
コーヒー豆の焙煎、生豆及び焙煎豆の品質管理、その他コーヒー商品全般の商品管理を担当をしております。
南蛮屋がお届けするコーヒーが皆様の生活の一部となり、ホッと幸せを感じるその瞬間の傍らにそっと居てくれていたら、こんなにも嬉しく、こんなにも贅沢な瞬間はありません。誇りと責任をもちまして、これからも皆様に幸せを提供させて頂く事を約束致します。
こんにちは鶴間麗子です。
主に本部で商品企画、開発と販促の仕事を担当しています。2016年より本格的に展示会に足を運び、南蛮屋全店で販売するPB、OEMをはじめお菓子や食品を企画、開拓しています。『南蛮屋で買えば間違いない』と、お客様に満足して喜んでいただけるような商品を常に探していきたいと思います。
もちろん、食品やコーヒー豆のPOPの作成や、ギフトカタログの企画なども引き続き担当しております。POPや、ギフトカタログの構成を少し変更しただけで売れ行きが変わってくるので、毎シーズン、毎度、毎日、発見と勉強です!頑張ります。
通販部部長・店舗サブマネージャーの平井大悟です。
たくさんの人々に南蛮屋のコーヒーを通じて「小さな贅沢」を感じてもらいたい。そのための仕組みづくりやサポートをすることが仕事です。
コーヒーは世界的な飲み物で、いわば世界の共通言語。一杯のコーヒーでみんなが笑ってまったりできる世の中を見るのが夢です。
本部勤務の坂井です。
私の仕事は各店のセールや催事の手伝いなど、お店のバックアップを主に担当しています。時にはお店でスタッフとして働くこともあります。お目にかかれたらお気軽に話し掛けていただけると嬉しく思います。どうぞ宜しくお願い致します。
こんにちは川俣朋史です。主に商品管理を担当しています。
お客様により良い商品を御提供できるようにしていきたいと思います。
また各店舗のイベント等にも参加し、皆様と直接お話しできる機会も多いです。見かけたらお気軽に声をかけてくださいね!
よろしくお願いいたします。
本部に勤める源河尚です。
南蛮屋の直営店・FC店様からの注文を承り発送・臨店の準備、ならびに各メーカーからの納品も行なっております。またお客様をはじめ、各店がお求めの商品も発注致しますので、商品の動きを認識し、より良い成果を期待し日々取り組んでいます。
宜しくお願いします。
ウェブサイトの構築、デザインを担当している平井さとみです。
主に南蛮屋のホームページやネットショップなどのページを作成しています。またギフトカタログなどの冊子やドリップパック等の一部のパッケージデザインも担当しております。
視覚的な面からも南蛮屋の魅力をお伝えできるよう頑張ってまいります。どうぞ宜しくお願い致します。
スタッフブログ
遥か、遥か『ホンジュラス』からの訪問。
記事担当者:村松 靖己
2023年10月01日
…素敵な出逢いがありました。
2023年9月29日、
地球の裏側、遥か中米はホンジュラス共和国から訪問者が。
先月より販売を開始した「ホンジュラス バードフレンドリー®」生産者である「COMSA組合」会長のロドルフォさん、コーヒー輸出業者のネリーさん、エルサさん、そしてCOMSA所属農園「クアル・ビシクレータ農園」農園主のオスカルさんが、「SCAJ2023」での来日を機に滞在先の都内より南蛮屋ガーデンへ来店してくださいました。
「COMSA組合」は”コーヒーの首都“と呼ばれるラ・パス県のマルカラ・エリアに位置するコーヒー生産者組織で、小規模生産者の発展を目的に立ち上がりました。
組織の正式名称は「Café Orgánico Marcala S.A」。
「Orgánico(オーガニック)」の名の通り、有機栽培はもちろん渡り鳥の休息地となる原生林を保持した農園経営など、環境面でのサスティナビリティを重視したコーヒーの生産に注力している生産者組合です。また、教育機会や子どもたちの未来を守り、社会的責任をはたすこともCOMSAの理念に掲げています。
そんな組合の歴史をロドルフォさんから直接聞けたことは非常に大きく、こうした生産者さん達との直接的な交流は本当に刺激的であり、大変有意義な時間と力を我々にもたらせてくれました。
かつて1990年代までのホンジュラス産コーヒーの世界的評価は、非常に低いものでした。その理由は、ホンジュラス国内の流通システムです。今日のような情報社会ではなかった時代、生産者たちはいくつにも繋がっている仲買人に言われた価格で生産したコーヒーを売る以外に道はなく、またそのこと自体に疑問すら浮かばない状況だったのです。またそこに品質への評価もなく、ただただ言い値で、安値で買い叩かれていたのが現状でした。
「こんなに頑張って生産しているのに、なぜホンジュラス産コーヒーの世界での評価はこんなにも低いんだろう…」
そんな疑問がロドルフォさんを奮い立たせ、「COMSA組合」の設立に至ります。
仲買人の言いなりではなく、小農家単独では力が弱いことから生産者同士で仲間を募り、組合として結束し、風味や品質の向上、また有機農法へのシフトを武器に戦う意思を募らせたのでした。
それは順風満帆だったわけではありません。有機農法への移行をしたばかりの頃はコーヒー生産量の激減が避けられず、多くの人が気力を失い組織から脱退してしまいました。
これを受け、様々な支援を受けながらCOMSAのスタッフは土壌と水の保全、植物や野生生物の保全を促進する有機農場の革新的な手法などを学んでいきます。同時にコーヒー豆の収穫量の増加、品質の向上、そしてCOMSAのメンバー間の関係性にも改善が見られるようになりました。
また2000年以降のスペシャルティコーヒーというムーブメントも、彼らを後押ししてくれました。
コーヒーの香味の世界的基準が確立され、我々ロースターや消費者だけではなく生産者も香味評価が同じ土俵で出来る事になったこの時代の流れ。この事は、品質を大きく向上させた要因として欠かせない大きな進歩であり、生産者のステイタスを大きく向上させたと言えます。
これらの成功によって、2001年立ち上げ当初、69の小規模生産者からのスタートしたCOMSA組合は、現在1,600人の会員を擁しており、入会希望者の順番待ちリストが埋まり続けている状態です。
COMSA組合の会員である「クアル・ビシクレータ農園」農園主のオスカルさんは、組合員の中で最も評価の高い農園主。そんな彼のコーヒー生産への想いは、我々の心を大きく揺さぶるものでした。
組合に入った約20年前では有機土壌は僅か5cmだったものが、改良を重ねた今では70cmもの土壌となり、それは非常にコーヒーの香味向上に大きく繋がっているようです。
また彼が手土産だと渡してくれた「ゲイシャ種」と「パライネマ種」ナチュラルのサンプル品質は本当に素晴らしく、マイクロロットでの様々な品種、精製方法に日夜トライでしているとのこと。
また写真で見た「ゲイシャ種」のコーヒーチェリーの実の付き方はこれまでの印象とは別物と言えるほど収量が多く、驚き理由を尋ねたところ、
「土壌の水分値調整と、有機肥料の工夫でここまで収量は上げられるんだ」
と彼の自信満々な笑顔に思わず感嘆。
またココナッツのカスカラ(周りのガラ)に水分を含ませ土壌に埋めることで土における水分調整と養分の供給が加わり、コーヒーチェリーの品質向上に繋げているという彼のアイデアはまさに彼の情熱が導き出した一つの答え。そんな彼の情熱は他の組合員である生産者にも広がり、それは組合全体の品質向上に繋がっているとロドルフォさんが最高の笑顔で話されていました。
これからの未来、彼の情熱が作り上げた特別なコーヒーが、南蛮屋の店頭に並ぶことを期待します。
ホンジュラスのコーヒー品質向上に限りなく尽力を注ぎ、結果に繋げてきた「COMSA組合」会長ロドルフォさんの想いと情熱の詰まった「ホンジュラス バードフレンドリー®」。
有機栽培下のもと自然環境に配慮し生産された、バードフレンドリー®認証取得のサステイナブル(持続可能)な特別のコーヒーを、皆様も是非お試しください。
きっと、彼らの想いがその一杯から感じられると信じています。
南蛮屋ガーデン内カフェにて提供中の、水出しにて抽出した「ホンジュラス バードフレンドリー®」をアイスにて飲んで頂いたところ、皆様大絶賛。大変有り難い評価を頂きました。
ロドルフォさん曰く、
「これまで数えきれないほどのコーヒーを飲んできたが、この一杯が一番美味い」
とのこと。
嬉しい言葉に、スタッフ共々感激の一瞬でした。
8時間を掛けゆっくりと水での抽出。コーヒーの旨味が詰まった一杯は、雑味の無い生豆のもつクリーンカップと個性的な風味特性が最大限に表現されています。
皆様、是非ともお試しを。
彷彿「ビーナスフォート」の夕焼け空
記事担当者:平井 誠一郎
2023年03月15日
2023年3月13日(月)18時ごろ 南蛮屋本部、事務所屋上よりの空景
お台場エリアに1999年に非日常の劇場型ショッピングモールとして誕生した「ビーナスフォート」は昨年、22年間の営業に幕をおろしました。
オープン当時を振り返れば、1980年から約10年続いたバブル経済で日本中が好景気に沸き、多くの人が浮かれていた時代でした。
ところが予期せぬ株価や不動産地価の急落を機に、泡のような好景気が一瞬ではじけ飛び、混沌とした経済が長引くなか「ビーナスフォート」は誕生しました。
仕事上、展示会に行く機会も多く、まだ出来立ての東京ビックサイトでの展示会帰りには、よく立ち寄ったものです。(建設前の広大な用地はぺんぺん草が生い茂っていました)
古いローマの街並みや、トレビの泉のような大きな噴水、一番奥には教会広場があり迷路のような通路には150店ぐらいのアパレル、コスメ、雑貨、飲食が混在し、その導線は1.5kmもあり、行くたびに発見があり見飽きることはなかったです。
一番感動したのは天井の色が変わる天空演出です。1時間 間隔で青空から夕焼け、夜空、朝焼け、そしてまた青空へと街並みと共に変化するさまはまさに素晴らしかった。
今はまだ計画段階ですが、古い街並みを模した新たな南蛮屋ガーデン構想を検討中です。
できれば本物の夕焼けに照らされた姿を是非みたいものです。
ウクライナ募金報告
記事担当者:平井 誠一郎
2022年04月04日
南蛮屋にできるウクライナへの支援として3月7日より3月31日の期限で直営9店舗に募金箱を設置しました。
お客様に頂きました善意の募金は25日間の短い期間にも係わらず¥348,180円にのぼり少しでも早く役立てる思いでR4年4月4日横浜銀行愛川支店より東京西麻布のウクライナ大使館に振込送金をさせて頂きました。
ここで改めて募金を頂きました皆様に感謝するとともに、ウクライナに1日も早い平和が戻ることを祈るばかりです。
南蛮屋 株式会社
代表取締役社長 平井 誠一郎
厚木市立病院にコーヒーバッグ1万個を寄贈しました
記事担当者:平井 誠一郎
2021年02月15日
神奈川県内で昨年春よりいち早く新型コロナウイルス感染症患者の受け入れを始め、日々感染リスクを抱えながら休みなく懸命な治療にあたっておられる厚木市立病院の医療従事者の皆様と、それを支える各職スタッフの皆様に、ホッとした一時を少しでも感じて味わって頂きたく、弊社のコーヒーに感謝と敬意をこめた精一杯の寄贈をさせて頂きました。
2021年2月12日 長谷川院長を中央に贈呈式
当日はカフェカーも出動して各種コーヒーメニューも味わっていただきました。
南蛮屋 株式会社
代表取締役社長 平井 誠一郎
予測不能な2020(令和二年)をふりかえり
記事担当者:平井 誠一郎
2020年12月15日
南蛮屋を創業し早37年目を迎えようとしています。
この37年の間には甚大な災害や危機的な経済不況をいくつも経験してきましたが、この新型コロナ感染ほど強烈で大規模なものは初めてのことです。
南蛮屋では対策として先ずはスタッフが感染しないよう自己管理の徹底を行い、ご来店のお客様が安心できる様々な施策を図ると共に春のイベントやセールの中止、時短営業などの対応を行ってまいりました。
この2020年は予測不能な微小なウイルスに翻弄される人間社会のひ弱さを思い知ると共に普段普通の日常のありがたさを改めて思い知らされた年でした。(私事でも昨年妻が突然の脳溢血に倒れ予想外の車いすの生活となりそれまで考えもしなかった“妻が立ち歩く夢”を見るようになりました)
この新型コロナ禍の影響はまだまだ続くものと思いますが一日も早い普段普通の日常が迎えられることを願うばかりです。
新年は一部の店舗以外1月7日(木)からの営業始めとなります。
来年も南蛮屋をご愛顧の程よろしくお願いいたします。
南蛮屋 株式会社
代表取締役社長 平井 誠一郎