南蛮屋 代表取締役社長 平井誠一郎、インドネシアを行く。~インドネシアレポート~
昨年の弊社スタッフ松野秀実のブラジル産地視察に続き、
今回は私、南蛮屋 代表取締役社長(平井 誠一郎)と弊社のウェブデザイナー平井さとみ(私の娘)の二人で、インドネシア産、マンデリン・バリコーヒーの産地視察に行ってまいりました。
南蛮屋の主力コーヒーの一つマンデリンの産地は、
スマトラ島の北部リントン・ニフタ地区です。
★東京成田⇒(空路7時間)⇒ジャカルタ⇒(空路3時間)⇒
⇒メダン⇒(自動車で陸路5時間)⇒パラパット
の正味15時間の長旅でした。
★ ジャカルタ空港
★ ジャカルタ⇒メダン 上空より
★ メダン空港
コーヒーベルトと言われる赤道をまたぐ国は、11月下旬の日本と比べると25度以上の温度差があります。またこの時期は雨季のため、日に何回かの猛スコールがあり、道路はたびたび溢れた雨水や土砂崩れで寸断します。
★ 冠水した道路で側溝に落ちた車
道路は、一応舗装はされているものの、狭い道なのに、まるでフランス映画の「タクシー」のようなハンドルさばきで、そう広くない一般道を100km/h前後で走り、時には120km/hを超える猛スピードで走る為、なれるまで体中に力が入り疲れました。
★ パトカーも追い越す何でもありのローカル道路
5時間のテレビゲームのようなスリル満点のドライブも終わり、
無事に標高1.200mのリントン・ニフタ地区の産地に到着しました。!!(あー疲れた)
★ 赤く熟したコーヒーチェリーをたわわに付けたコーヒーの樹
★ 真っ赤に熟したコーヒーチェリー
★ 収穫したコーヒーチェリーの果肉を取り除き天日乾燥している所
★ ゆったりとした時間が流れています
★ パラパットの街
★ この地域で最大の農園に到着。
ジャングルのような場所を開拓して
農園にしているので
荒々しい自然が感じられます。
★ まだ小さなコーヒーの樹。壮大な景色です。
★ コーヒーの樹の苗木
★ まだ芽がでたばかりの小さな苗木
★ おいしいコーヒーの実をつけますように…
★ 移動途中で寄った夕暮れの小農家
★ 少女とその弟が摘み立ての
コーヒーチェリーの脱穀をしていたので
迷惑とは思いつつ手伝っているところを撮影
★ 美しい夕焼けでした
本日の宿泊は、トバ湖(東洋のスイスといわれている)近くのホテル。
着いたのは夜9時過ぎ。
外国人は殆んど来ることは無いが、インドネシア国内ではかなり有名なホテル。
(ちなみに1泊料金は日本円で6,000円ほど)
ホテルの周りはカルデラ湖特有の山並みが広がり、眼下には海のように広いトバ湖と、
点在する民家や別荘らしき建物、耳にするのはいろんな鳥の声だけ。
何よりも良かったのは標高1,000m近くのため、熱帯とは思えない涼しく澄み切った空気。
空気がうまいと実感しました。
★ トバ湖と山並み
★ 水がとても奇麗で青いです
★ 湖で朝の洗顔と洗濯をする親子
★ カメラを向けると恥ずかしがって目をそらされてしまいました…笑
産地を後に、メダンにある選別工場、サリマクムール社(インドネシア最大規模の輸出業者)の社長、直々の案内で、選別行程の現場の案内をしていただきました。
★ サリマクムール社 社長のSURYO PRANOTOさん
★ スイス製の高性能選別機
★ コーヒー豆の入った袋がすごい高さまで積み上げられています
★ 工場で働く現地のスタッフ
来年1~2月の船積みを控え、最終選別作業のハンドピックは、1,000人を超える現地の女性達によるもので、壮大な作業風景でした。来年3月入荷の南蛮屋のマンデリンは、特別に選別行程を通常の2倍してもらう事になりました。
★ ハンドピックをする1000人を超える現地の女性達。壮大な風景です。
★ 一粒一粒、悪い豆をはじいていきます
★ 皆とても楽しそうに作業をしているのが印象的でした
★ 南蛮屋で使用しているマンデリンの豆です
★ カッピングをさせてもらう事に。
女性スタッフ数名が手際よく準備をしてくれました。
★ 5種類のマンデリンの豆をチェックしました
メダン(インドネシア第4の規模の人口約225万人都市)最終日を迎え、
同日中にジャカルタに移動。
翌日からは第二の産地視察、バリコーヒーの故郷、デンパサールへ、いざ!!
★ メダン⇒ジャカルタ 上空より
★ ジャカルタの中心街
デンパサール到着!さすがリゾートの島「バリ島」。
スマトラ島とは違い、空気が違う、人も違う。
宗教の違いが大きく作用しているようだ。(バリヒンドゥー教)
★ 欧米人の観光客がやたらと多く、日本人や韓国人の姿も時折目に付く
今日は旅の疲れを癒やすため、中休み。
ちょっと贅沢をして、宿泊はビラリゾート(パトラバリ)にしました。
(娘は、旅の疲れか食あたりか、高熱のためダウン)
★ ホテルのすぐ横はビーチ
★ ホテル敷地内の美しい池
★ ロビーから見たホテルの入口。こちらの方のホテルは入口にドアはなく
外から吹き抜けになっています。とても開放的!
★ 数年前に爆破テロがあった場所。犠牲者の名前が刻まれた石碑。
★ 車で30分ほどの「KOPI BALI」というCafeで
コーヒーで描いた絵を購入
★ 独特な味わいがあります
一夜明け、デンパサールから車で3時間程の「キンタマーニ」という
日本人からすると変な名前の、標高1,000m前後の高原に向かいます。
★ 途中の棚田風景
★ とても美しい棚田です
標高1,000mを超えるキンタマーニ高原に到着。
★ 周りには3,142mの火山を筆頭に
大小の火山や火山湖のバトゥール湖が見えます
高原のコーヒー園に囲まれた、精選工場に到着。
バリコーヒーの収穫は既に終わっているため、工場内の水洗設備と脱穀機や選別機を確認。
★ 農園や工場にはかならずと言っていいほど犬がいます
★ 水洗設備
★ 整然と生理整頓がされている様子から
徹底したコーヒー菅理が予想される
★ コーヒー豆を乾燥させる場所
★ 選別機
★ 選別された豆
★ MENGANI Factory の
MADE MINARSA POLOS さんと
★ コーヒーの花が咲き終わり、青い実を付けはじめたコーヒーの樹
★ 無造作に植わったコーヒーの樹
★ とても広い敷地です
★ 記念写真をパシャリ
帰路、景色のよいレストランでのランチ。
★ ディズニーシーの火山によく似ている(?)活火山
帰路途中「ウブド」という田園の広がる芸術の村に立ち寄り、絵をお土産に購入しました。
★ ギャラリーで青年が作画中の所をパシャリ
夕方、バリではおなじみの、ケチャを見に行く事に。
★ 人の声で形成される独特なリズムは圧巻
一夜明け、インドネシア滞在もこの日で最終日。
夜のフライトまでの時間は、バリの雄大な自然をしっかりと目に焼き付けました。
★ 歩いている道のすぐ横は崖というスリリングなシチュエーション。
すばらしい景色でした!
★ インドネシア最終日の美しい夕日
長いようで短かった8日間のインドネシア滞在。
多くの方にご協力いただき、とても有意義なものとなりました。
この場所で、たくさんの方と出会い、話し、見て、感じ、味わい、堪能した事を、
心の中にしっかりとどめ、日本へ向けて飛び立ったのでした。
★ 今回のインドネシア滞在に同行して下さった、頼れるお二方と